子どものお口、開いていませんか?「お口ぽかん」は歯医者で相談できます
投稿日:2026.09.07
加古川・高砂市のツトウ歯科医院です。ママ歯医者の親子お口ブログを見て頂き、ありがとうございます。
こんにちは。高砂市加古川市のツトウ歯科、ママ歯科医師のちえこ先生です。
歯科医院に来られたお子さんを診るとき、私は
診療室に入ってからだけお口を見ているわけではありません。 実は、待合室にいるときから、お子さんの様子を何気なく見ています。
遊んでいるときの姿勢。
立っているときの姿勢。
椅子に座っているときの体の使い方…
そして、唇は自然に閉じているかな?
お口は開いていないかな?
呼吸をするとき、胸やお腹はどんなふうに動いているかな?
こうした何気ない日常の様子から、
実際にお口の中を診る前に、お口の状態をイメージできることがあります。「お口、開いてるよ」と思うことがあります
診療をしていると、「この子、普段からお口が開いているな」と感じることがあります。
でも、保護者の方にお伝えすると、「え?そうなんですか?」と驚かれることも少なくありません。
中には、「そういえば、いつも開いているかも…」と、そこで初めて気づかれる方もいます。
また、気づいていたとしても、「子どもってこんなものかな」、「集中しているからかな」、「特に困っていないし…」と、そのままになっていることもあります。
でも、
「お口が開いている」というのは、単なる見た目の問題ではありません。「お口ぽかん」は、お口だけの問題ではありません
お子さんのお口がいつも開いている状態は、いわゆる「お口ぽかん」と呼ばれることがあります。
お口が開いたままだと、鼻ではなくお口で呼吸する「口呼吸」になっている可能性があります。
もちろん、口が開いているからといって、必ず口呼吸をしているとは限りません。
中には、鼻づまりなど、
鼻呼吸がしづらい原因が隠れていることもあります。 本来、呼吸は鼻からする「鼻呼吸」が基本です。
鼻には、空気中のほこりや異物を取り除いたり、吸い込んだ空気を温めたり、湿らせたりする働きがあります。
口呼吸が続くと、お口の中が乾燥しやすくなり、唾液によるお口を守る働きも十分に発揮されにくくなります。
その結果、
むし歯や歯肉炎など、お口のトラブルにつながることがあります。 また、呼吸はお口だけの問題ではありません。
鼻呼吸は脳の温度調節にも関わっているとされ、
集中しやすい環境づくりにもつながります。
さらに、呼吸は睡眠とも関係しています。
鼻づまりや口呼吸などがある場合、
睡眠の質に影響することもあります。 鼻には、空気中の異物を取り除くフィルターのような働きもあるため、鼻呼吸ができることは、
風邪などの感染症から体を守るうえでも大切な役割があります。
つまり、
「お口ぽかん」は、見た目だけの問題ではないのです!!! お口の健康だけでなく、呼吸や睡眠、日中の活動など、全身とも関わっているのです。お口の使い方は、歯並びや発達にも関係します
そして、もうひとつ気にしてほしいのが、
お口の発達や歯並びです。
お口を自然に閉じるためには、唇だけでなく、舌や頬など、お口まわりの筋肉がうまく働くことが大切です。
また、舌の位置や、唇・頬・舌の使い方、姿勢、呼吸の仕方なども、お口の発達と関係しています。
こうした毎日のお口の使い方の積み重ねが、
お口の発達や歯並びにも関わってくることがあります。 だからこそ、「歯並びが悪くなってから矯正を考える」のではなく、「今のお口の使い方はどうかな?」 と、小さいうちから見ていくことが大切だと私は考えています。「お口を閉じて」と言うだけではなく、「閉じられるお口」を育てる
お子さんのお口が開いていると、「お口閉じて!」と言いたくなりますよね。
でも、ただ「閉じて」と言うだけでは、なかなか改善しないこともあります。
大切なのは、
「閉じるように言う」ことだけではなく、「自然にお口を閉じられるようにする」こと。 そのためには、なぜお口が開いているのかを考えることが大切です。
お口の状態を確認したうえで、
・唇を使う遊び
・お口まわりのマッサージ
・舌や唇を使った遊び
・姿勢や体の使い方
・毎日の食事やお口の使い方
など、ご家庭でできる「お口育て」を、その子に合わせて一緒に考えていきます。
ただし、鼻が詰まっている場合は耳鼻咽喉科へ
ここは、とても大切なポイントです。
お口を閉じようと思っても、
鼻が詰まっていて鼻呼吸がしにくければ、お口を閉じることはできません。 「いつも鼻が詰まっている」
「鼻水がよく出る」
「鼻呼吸がしにくそう」
「いびきが気になる」
そんな場合は、まず耳鼻咽喉科で鼻の状態を診てもらうことも大切です。
歯科だけで解決しようとするのではなく、必要に応じて耳鼻咽喉科などとも連携しながら、お子さんのお口と全身の健康を考えていきたいと思っています。
お子さんのお口、ちょっと見てみてください
今日、テレビを見ているとき。
ゲームをしているとき。
遊んでいるとき。
絵本を読んでいるとき。
ちょっとだけ、お子さんの口元を見てみてください。
唇は自然に閉じていますか? もし、「そういえば、いつも開いているかも」と思ったら、それだけでも一度相談してみてください。
むし歯がなくても、歯並びに問題がなくても、
お口の成長について相談するために歯医者さんに来ていいのです。 当院では、歯だけではなく、お子さんのお口の使い方や成長にも目を向けた「お口育て」を大切にしています。
「これくらいで歯医者に行っていいのかな?」
そんな小さな疑問からでも大丈夫です。
「お口を閉じなさい」ではなく、「自然にお口を閉じられるお口」を育てる。 そのために、今できることを一緒に考えていきましょう。
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