「5か月になったら離乳食?」我が子の離乳食に悩んだ歯科医師の話
投稿日:2026.09.30
加古川・高砂市のツトウ歯科医院です。ママ歯医者の親子お口ブログを見て頂き、ありがとうございます。
こんにちは。
高砂市加古川市のツトウ歯科、ママ歯科医師のちえこ先生です。
当院では、赤ちゃんの離乳食やお口の育ちについてお話しする「離乳食・お口育て教室」を行っています。
「歯医者さんなのに、どうして離乳食?」
そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。
実は、私が離乳食について学び、歯科医院でお伝えしたいと思うようになったきっかけのひとつは、
私自身が我が子の離乳食に悩んだことでした。
「そろそろ離乳食かな?」と思ったけれど…
我が子が離乳食を始める時期。
- よだれが増えてきた。
- 大人が食べているものに興味を示す。
- お口をもぐもぐ動かしている。
「よだれも出ているし、食べたそうにしているし、そろそろ準備できているのかな?」
そう思って、離乳食を始めました。
ところが……
食べない。 全然食べない。笑
頑張って作っても食べない。
いろいろ工夫しても食べない。
「これで大丈夫なのかな?」
「私のやり方が悪いのかな?」
歯科医師である私も、普通に悩みました。
今振り返ると、当時
「食べたそうに見えていただけだったのかも」
「発達が追い付いていなかったのかも」
なんて思います。
当時の私は、「離乳食を始めるサイン」について知っているつもりでも、
赤ちゃんの発達をどう見ればいいのかまでは、十分に分かっていなかったんです。
「5か月になったら」でいいのかな?
離乳食を始める時期には目安があります。
でも、同じ5か月の赤ちゃんでも、みんな同じでしょうか?
まだ寝返りをしていない子もいれば、ズリズリ動き始めている子もいる。
体重や体格も違うし、発達のスピードも違う。
赤ちゃんって、本当に一人ひとり違いますよね。
だから私は、我が子の離乳食に悩んだ経験から、
「5か月になったから始める」だけではなく、その子の発達や様子も見ながら考えることが大切なんだ」 と思うようになりました。
もちろん、月齢は大切な目安です。
でも、数字だけを見るのではなく、
「今、この子はどんな状態かな?」
と、その子自身を見ること。
それも大切なんだと思います。
結局、食べるようになったのは1歳を過ぎてから
我が子がしっかり食べるようになったのは、
1歳を過ぎてからでした。
離乳食をなかなか食べてくれない時期は、
「このままで大丈夫なのかな」
と何度も思ったし、中断もしました。
でも、元気に成長しています。
だからといって、「離乳食は遅くていい」ということではありません。
離乳食には開始時期の目安がありますし、その子の発達を見ながら進めていくことが大切です。
ただ、
育児書どおりに進まない=うまくいっていない というわけではないんですよね。
赤ちゃんにも、それぞれのペースがあります。
この経験は、私自身が「食べる」ということを改めて考えるきっかけになりました。
離乳食について学んでみると…
我が子の離乳食に悩んだことをきっかけに、離乳食について改めて学ぶようになりました。
すると、今までとは違う視点が見えてきました。
離乳食って、「何を食べさせるか」じゃない。
「自ら、どうやって食べるか」も大切なんだということ。 食べ物を目で見て、手を使って食べ物を持つ
お口に食べ物を運ぶ
かじって食べ物をお口にとりこむ
唇や舌を動かしながら噛む
飲み込む
そして、食べるときの姿勢。
「食べる」という毎日の経験の中に、いろんな動作が重なって赤ちゃんのお口が育っていく過程があることを知りました。
学べば学ぶほど、
「これ、もっと早く知っていたかったな」 と思うことが増えていきました。
だから、離乳食・お口育て教室を始めました
私自身、我が子の離乳食に悩んだからこそ、
「こんなとき、どうしたらいいんだろう?」
というママの気持ちが本当に分かります。
だからこそ、「こうしてください」と一方的に伝えるのではなく、
「この子の場合はどうかな?」と一緒に考えられる場所を作りたいと思いました。
それが、当院で行っている
離乳食・お口育て教室につながっています。
離乳食で悩んでいるママに、「うちだけなのかな?」
と一人で抱え込まなくていいこと。
そして、離乳食を通して赤ちゃんのお口の育ちを見ていくという視点。
そんなことを知ってもらえたらと思っています。
次回は、私がさらに「食べること」と「お口の育ち」を考えるようになった、
下の子の受け口についてお話しします。