歯の喪失と認知症の関係について
投稿日:2025.06.13
こんにちは。加古川・高砂市の歯医者さん、ツトウ歯科医院です。お口の豆知識を見て頂きありがとうございます。
歯の喪失と認知症の関係

近年、認知症の高齢者が増加傾向にあるといわれていますが、噛める歯を維持することで認知症の予防に効果があることが、研究調査で明らかになっています。
歯を失うと認知症リスクが約2倍に
厚生労働省は、噛む能力が弱く、かかりつけの歯医者さんがない人ほど認知症になる確率が高くなる研究結果を発表しています。歯が20本以上残っている人に比べて、歯が数本で入れ歯を使わない人の認知症リスクは
1.9倍に、かかりつけ医院のある人に比べて、ない人の認知症リスクは
1.4倍になるそうです。

歯を1本でも残す努力が認知症を予防する

歯を失う最大の原因は歯周病ですが、その原因となる歯周病菌は、歯磨きだけでは取り除くことが出来ません。定期的な検診、クリーニングをおすすめします。歯を1本でも多く残してご自身の歯でずっと美味しくお食事していただき、認知症予防にも繋げていきましょう。
