唾液について
投稿日:2025.02.07
こんにちは。加古川・高砂市の歯医者さん、ツトウ歯科医院です。お口の豆知識を見て頂きありがとうございます。
今回は唾液についてお話します。
唾液は主に耳下腺・顎下腺・舌下腺の3つの唾液腺から1日に約1~1.5ℓ分泌されています。また口の中には常に約3ml(小さじ二分の一程度)あると言われています。その唾液量もストレスや疲れ、加齢や薬の副作用等で分泌量が減少することもあります。
また今の時期、インフルエンザや風邪予防でマスク生活になり息苦しさから口呼吸が増えてお口が乾燥し唾液量も減りがちです。
唾液の働き
緩衝作用
食事をすることやジュースを飲むことでお口の中が酸性に傾きます。酸性の状態が続くと歯は溶けむし歯になってしまいますが、そうならないようにお口の中を中性に戻そうとしてくれます。
口臭予防
口臭の原因となる最近を殺菌する働きがあります。
※唾液分泌量が減ると細菌が繁殖し口臭を発生させます。
消化を助ける
唾液に含まれるアミラーゼという酵素が食べ物に含まれるでんぷんを分解し消化されやすい状態にしてくれます。
粘膜保護・潤滑
唾液が歯や粘膜を覆うことで細菌による刺激や感染を防いでくれます。また舌やのどの動きが滑らかになって食事や会話がスムーズになります。
自浄作用
お口の中の細菌や食べたものを洗い流す役割もあります。特に食事中にたくさん噛むことで活発に行われます。
再石灰化
唾液にはカルシウムやリン酸などのミネラルが含まれておりこれらのミネラルは酸によって溶けたエナメル質の修復を行ってくれます。
口の渇き・ねばつき、唾液が出にくいなど感じていませんか??
唾液を出しやすくするためには
食事でよく噛むことや、たくさんお話したり笑ったり日常的に口をよく動かすことが手軽なトレーニングです。また以前お話したお口の体操(あいうべ体操・パタカラ体操)や唾液腺マッサージも有効です。唾液をたくさん出してお口の健康を維持しましょう♪