暮らしの手帳(その1)
投稿日:2016.02.22
加古川・高砂市のツトウ歯科医院です。ブログを見て頂き、ありがとうございます。
池上彰さんが風邪の症状をわかりやすく説明されていました
(テレビ未来遺産 28年1/27)
鼻からウイルスが侵入してきた時
【健康編】 鼻の中から粘液が1?/日分泌されています。せん毛があり粘液で満たされている時、ウイルスがからめとられて胃腸に流されていき消化されて感染しません。
【乾燥編】 粘液が少なくうるおっていないのでウイルスがとりついでしまい、そのまま粘膜に入って感染します。
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なぜかぜをひくと鼻水がでるのか?
身体に侵入してきたウイルスを外にはき出そうとする人間の体の反応なのです。
鼻の中部にウイルスが侵入するとせん毛が異物が入ってきたよと脳に信号がいく。脳が異物を追い出せと命令します。
毛細血管から血漿がしみ出してくる(鼻水)
これで細菌ウイルスをまとめて外へ出そうとする。
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高熱がでるとなぜ震えるのか?
ウイルスが体内に入ってきますと炎症がおこります。
ウイルスが入ってきたよと脳へ知らせます。するとウイルスは熱に弱いものが多いので、あえて熱をだしてウイルスをやっつけようとします。
【発熱の仕組み】 脳が
①血管を収縮させる
血流が少なくなることにより体温を上げる。
②汗腺を閉じる
汗がでにくくなり体内に熱がこもる
③骨格筋を収縮させて震えをおこす
震える(悪寒)によって熱をだす。
一般にいわれている防衛方法を確認しましょう
サタデープラス(27年11/21.12/19)を参考
どうやって手を洗えばいいの?
1.手のひらでよく泡立てる
2.手の甲と指のあいだ
3.親指と人差し指のあいだ
4.指先は手のひらで洗う
5.手首を洗う
正しいうがいの方法は?
1.口の中をゆすぐ
2.一度吐き出す
3.顔をあげて「おー」と発音、喉の奥まで水分を届ける。
喉の粘膜に潤いを与え、粘膜の働きを助ける。
粘液の分泌や血行を促進させる。
マスクの付け方と外し方
1.金具を鼻に合わせて折り曲げる
2.マスクの下の部分を引きあごまで覆う
3.両手でマスクを押さえつけて顔にフィットさせる
4.口の部分はウイルスや細菌の宝庫なので口の部分を触らずゴミ箱へ
日本医学会会長(高久史麿)と日本医師会会長(横倉義武)の2人の先生が行っている風邪予防法とは
高久先生の朝食 小さなパンをヨーグルトと大きめのいちご2~3個
ビタミンCの含有量(/100mg)
いちご:62mg>ブロッコリー:54mg みかん:32mg レモン:50mg
種が赤い完熟した甘いいちごほどビタミンC豊富
活性酸素は体をさびつかせてしまいます(免疫力低下させる)
ビタミンCは活性酸素を無能にする力をもっているといわれてます。
横倉先生 朝食たっぷりの野菜 夕食は肉
朝はラジオ体操(全身の400の筋肉をまんべんなく動かす)
うがい(緑茶のカテキン)
乾布摩擦
私はプロテアーゼ(インフルエンザ応援酵素)を知りませんでした。
林修の今でしょ(28年2/2)によると冬の朝は目覚めたら何よりもすぐに歯をみがきましょう。
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起きている間は唾液の作用が細菌を抑えているが、寝てる時は乾燥して細菌が増える。
松井恒夫先生によりますと
歯みがきせずに食事しますとプロテアーゼが食事といっしょに体に入り、粘膜を壊して感染しやすい状態にしてしまう
東京歯大の研究報告では、歯みがき(口腔ケア)の徹底でインフルエンザの発症が1/10になった。
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かぜの時、38℃以上の高熱がなければお風呂に入っても良い⇒40℃のお湯に肩まで10分間浸かる。
体温が1℃上がると免疫力がアップ!
かぜウイルスに対して体が強くなる。
免疫細胞は体温が37-38℃の時活発に!
医学的にみると湯気を吸い込むことは大切
たんが出やすくなり、かぜの治りが早くなる
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おまけ①
ぐっすり眠れるには、寝る2時間前に入浴すると良い
ぐっすり眠るカギは体温の上昇&下降
白濱龍太郎先生によると背中をタオルでゴシゴシこすると肩甲骨の周りには多くの筋肉がつながっているので体の中から温まります。体温が上がったら冷たい水を飲むと体温が下がり寝つきよくなります。
おまけ②
疲労回復の入浴法は熱い冷たいのくり返し!
疲れがたまると乳酸がでてきて肝臓に運ばれます。肝臓に運ばれた乳酸がグルコースに変化して脳に届くと疲労回復につながります。疲労回復には血流をよくすること。
42℃で3分入浴→手や足を20℃の水に20秒つける
これを2回くり返す。
炭酸ぶろに入ると血流up
おまけ③
使い捨てカイロをどこに貼ると一番体全体が温まるのか?
この差って何ですか(28年2/14)参考
室度10度の部屋で10分おきにサーモグラフィーで測定、30分後は?
①足裏(冷えを感じやすい部分)>②お腹(冷やすと体調が崩れやすい部分)>③首元(太い血管を温められる部分)>④腰(全体に冷えがまわりやすい部分)
足裏は血管がたくさんあり皮下脂肪が少ないのでカイロを貼ることで、そこで血液が効率よく温められて体の中心部に戻されます。
お腹にも太い血管が流れているが、皮下脂肪が多くあるため足裏に比べ血管に熱が伝わりにくいのです。
おまけ④
「体を暖かくして汗をかけば風邪が早く治る」は誤り
駆け込みドクター(28年2/7)引用
65%の人がそう思っているみたいです。
汗が蒸発できず熱がこもり風邪が悪化する可能性
多量の汗をかくことで脱水症状を起こす危険性が高い
(発汗すると)体力を消耗するため逆効果
インフルエンザで40度ぐらい熱がでるけれど、かかって真っ最中で熱高くても汗はかかない。
ピークこえてくると自然に汗をかいてくる。汗かいてよくなったのではなく、よくなってきたから汗をかいた。無理矢理汗をかこうとするのは危険を伴います。