ビール工場見学(サントリー・キリン・アサヒ)
投稿日:2013.08.07
加古川・高砂市のツトウ歯科医院です。ブログを見て頂き、ありがとうございます。
ビールの主な原料は麦芽、ホップ、水の3種類です。
麦 ビールづくりには大麦(二条大麦)を使います。
粒が大きく、でんぷん質が多く、たんぱく質が適度で皮が薄いというビール向きの特徴を持っています。
ホップ ビール独特の香りと苦みを与えます。
ビールをクリアにし、雑菌の繁殖を抑え、泡立ち・泡持ちを良くする働きもあります。
水 水は、無色透明、無味無臭はもちろんこと、ミネラルの質と量がビールの味覚に大きく
影響するので磨かれた良質の水のみが使われます。
ビールができるまで 1. 製麦 良質な大麦に水をたっぷりと含ませ、発芽させます。
乾燥室に入れて成長を止め、根の部分を取り除くと「麦芽」ができます。
2. 仕込み工程 仕込み釜
↓お湯に砕いた麦芽と副原料(米、コーン、スターチなど)を加え煮ます。
↓
仕込み槽
↓残りの麦芽にお湯を加え、さらに仕込み釜で煮たものを加えます。
↓液の中のでんぷん質が麦芽糖にかわります。
麦汁ろ過槽
↓仕込み槽でできた麦汁をろ過し、透明な麦汁(あめ湯)にします。
↓
煮沸釜
↓麦汁にホップを加えて煮沸、ビール特有の芳香と苦みが生まれる。
↓
ワールプール
麦汁の煮沸で生じたたんぱく質、ホップのかすなどを取り除きます。
3. 醗酵熟成工程
よく冷やした麦汁にビール酵母を加えて、発酵させます。
麦汁中の糖分がアルコールと炭酸ガスに分解されて「苦いビール」ができ、さらに数十日間じっくり熟成させます。
この間に調和のとれた風味と香りが生まれます。
4. ろ過工程 熟成の終わったビールをろ過機に通し、酵母やたんぱく質を取り除くと透きとおった黄金色に輝く生ビールが誕生します。
5. パッケージング工程
できあがったビールをびん、缶、樽に詰めます。
ビールをおいしく楽しむためのコツ 1. 新鮮なうちに ビールの鮮度は、時間とともにじわじわと失われます。
賞味期間内でも、なるべく早く飲むのがコツです。
2. 保管に注意 日の当たる所を避け涼しい場所で保管しましょう。
また冷凍庫や夏に車のトランクの中にいれると、ビールが濁るだけでなく、容器が破裂する危険性も。
3. 適度に冷やして 人それぞれの好みがありますが、6~8℃が目安とされています。
夏はやや低め、冬はやや高めにするなど気温によって決めるのがいいでしょう。
冷やしすぎるとビール本来の味がわからなくなり、泡もきれいに立ちません。
なまぬるいビールではのどこしの爽快感がなく後味が強く残ります。
4. グラスは清潔に グラスが汚れていると、そこから炭酸ガスが分離し、味や香りが台無しになります。
グラスはよく洗い、そのまま自然乾燥させましょう。
グラスを冷やしておくのがいっそうおいしく飲むコツです。
5. 泡があるからビールはおいしい ビールの泡は見ためのおいしさだけでなく、おいしさを守るための役割をしています。
外へ逃げようとする炭酸ガスをおさえ、空気とふれてビールの味が落ちるのを防いでいるのです。
ビールと泡の比率は8:2から7:3が理想と言われています。
6. ビール3度つぎ(キリン) (イ) コップをたてにして はじめから勢いよく泡がいっぱいになるまで注ぎます。
そして 泡とビールの比率が1:1になるまで待ちます【3~4分】
(ロ) 2度目は高さをつけずに中央をねらいそっとそそいでいっぱいにします。
(ハ) 3度目もまん中をねらってそっとゆっくりと泡のもり上がりが1~1.5cmになるまで注いでいきます。
そして泡とビールの比率が3:7になるまで待つとまろやかなビールが完成されます。(泡に炭酸ガスがとけこみ泡は苦くなります。)
最初から10分位かかります。
7. アサヒスパードライ サントリー 挑戦の115年 1907年 (明治40年)
赤玉ポートワイン
1929年 (昭和4年)
サントリー白札(現ホワイト)
初本格ウィスキー
1963年 (昭和38年)
ビール事業参入
1994年 (平成6年)
ホップス発売
初本格発泡酒
2008年 (平成20年)
ザ・プレミアム・モルツのヒット
2013年(平平成25年)
サントリー食品上場
ザ・プレミアム・モルツ 「華やかな香り、深いコクとうまみを生み出す製法」
ダブルデコクション製法
麦芽本来のうまみと深いコクのある味わいにするために、仕込み槽で徐々に麦汁の温度を上げながら、一部の麦汁を2回煮沸しています。
アロマリッチホップピング製法
ホップの香りを最大限に引き出すために採用した製法です。
麦汁の煮沸開始直後にアロマホップを加え、さらに仕上げにファインアロマホップを加えることで、上品で華やかな香りのビールとなります。
工場見学 (サントリー 京都ビール工場)
長岡京市調子3-1-1
075-952-2020
毎日 10:00~15:00
無料
キリンビールの歴史 1870年 (明治3年)
Wコープランド、横浜山手にスプリングバレー・ブルワリーを開設
1888年(明治21年)
キリンビール発売
1907年(明治40年)
麒麟麦酒株式会社創立
1960年 (昭和35年)
缶詰 キリンビール発売 350ml
1990年(平成2年)
キリン一番搾り生ビール発売
1998年(平成10年)
麒麟淡麗(生)発売 発泡酒
2005年(平成17年)
キリンのどこし(生)発売
2009年(平成21年)
ノンアルコール・ビールティスト飲料 キリンフリー 発売
工場見学(キリンビアパーク神戸)
神戸市北区赤松台2-1-1
078-986-8001
火~日曜、祝日の月曜
9:20~
無料
アサヒビールのあゆみ 1889年(明治22年)
アサヒビールの前身、大阪麦酒株式会社が創業
1892年(明治25年)
アサヒビール発売
1949年(昭和24年)
朝日麦酒株式会社創立
1958年(昭和33年)
日本初の缶入りビール(スチール缶)発売
当時は飲み口を缶切りで開けていた。
1971年(昭和46年)
日本初のアルミ缶入りビール発売
缶切り不要
1987年(昭和62年)
世界初の辛口生ビール「アサヒスーパードライ」発売
1989年(平成元年)
アサヒビール株式会社へ社名変更
創業当時から残る建物の一部や煙突の兜など、移築したモニュメントが随所に
製造工程を見学する前にビールの背景を学ぶことができる、スタートホール内の様子
昔使っていた販売店の看板屋や記念写真がレトロな雰囲気
コップ棚
工場見学(アサヒビール 吹田工場)
大阪府吹田市西の庄町1-45
06-6388-1943
毎日
9:30~15:00
無料
工場見学の後、試飲タイム(約20分)があり、できたてのビールの試飲ができます。
おみやげコーナーには、グッズや食品などの商品が沢山あり工場限定品もありますから楽しいですよ!