院長ブログ

どうしてたばこをやめられないの?

投稿日:2013.05.31
猪股工矣先生の健康一口メモ「たばこを吸う人は病気です」からの抜粋
(いのまた循環器科内科 079-420-0123 加古川市加古川町友沢458-3)

日本にたばこが入ったのは西暦1600年頃で、その麻薬性から瞬く間に広がり、しかも必ず売れることから、明治政府は日露戦争の戦費調達目的で販売を国営化しました。

昭和60年、日本たばこ産業株式会社(JT)に民営化されましたが、今でも株主は財務省で価格の6割は税金です。

経済事情から医療費削減が必要となり、禁煙活動に力を入れ出したのでしょう。

15年以上前から FDA(米国食品医薬品局)はニコチンを麻薬と認定しています。合法非合法は別にして薬理学的には、ニコチン、ヘロイン、コカインは基本的に同じ物です。

苦労して禁煙に成功しても、簡単に再喫煙してしまうことが その証拠の一つです。患者様に尋ねると「ついつい手がでてしまう」という声が多いですね。 4月6日のブログでは全身への影響について、今回は口腔関連について記載します。
①歯周病が悪化 血管を収縮させる作用があり、歯肉が炎症をおこしても出血が抑えられるので気がつかないうちに病状が進行してしまいます。
また、免疫機能を低下させ、歯周病への抵抗力も下がるので、間接的に歯周病を悪化させます。

②歯肉の色素沈着 歯肉へのメラニン色素沈着は、色素産生細胞がたばこの刺激を受けておこります。
喫煙者の多くの人にみられます。

(日本ヘルスケア歯科学会のパンフレット引用)

③着色 発癌物質のタール成分、いわゆる「ヤニ」が歯や詰め物に付着します。
(ノバルティスファーマ株式会社パンフレット引用)
④口腔癌 白板症 ⑤口臭 ⑥味覚障害 ⑦唾液の減少
5月31日~6月6日は、禁煙週間です。(厚生労働省が制定)
禁煙のすすめ たばこをやめようかなと思っている方へ(財団法人日本心臓財団の冊子引用)
①ニコチン依存の正体 たばこを吸うと、煙の中に含まれるニコチンが体内に取り込まれ、脳内報酬回路を刺激します。それによって一瞬満たされた気持ちになり、気分をコントロールしたり、ストレスを解消した気分になります。しかし、この感覚はほんの一瞬で、長続きはしません。
30分から1時間もすればニコチンが切れ、イライラしてくるので、またたばこが欲しくなります。それどころか、この一瞬のためにニコチンを欲しがる受け皿が増えてしまい、常にある程度ニコチンがないと暮らせなくなります。こうして、通常の生活を続けるために、どんどん吸わなくてはいられなくなるのです。

②たばこへの2つの依存 「身体に悪いと分かっていてもやめられない」「禁煙してもすぐに吸ってしまう」・・・。
禁煙が難しい理由は、喫煙が「ニコチン依存」という薬物依存症の一種だからです。
たばこへの依存は、食後や目覚めの一服といった生活習慣、気分をたばこでコントロールするなどの「心理的依存」と、ニコチンに対する「身体的依存」の2つから成り立っています。
心理的依存に正しい理解とやる気で立ち向かっても、ニコチンが切れたときのイライラに対応しなければ、禁煙はなかなか成功しません。
現在では、ニコチンガムやパッチ(貼付剤)などの禁煙補助剤を用いて、身体的依存からくるつらい症状を緩和しながら禁煙治療を行えるようになっています。

2月24日 第7回 禁煙支援フォーラム
高橋裕子先生の御好意でスライド引用させて頂きました。

猪股先生による資料

禁煙を決意した人の60%は、3か月以内に失敗しています。
1年以上禁煙を持続できる人は 10~20%ぐらいときいていますが・・・たばこを吸う成人の割合(喫煙率)が大きく減少しました。
(平成25年 5月21日 神戸新聞引用)

猪股先生による資料(ウェルネスプラン加古川第2次健康増進計画食育推進計画)

昨年の第6回禁煙支援フォーラムで、はりま歯科医師会会長が禁煙を継続中だと話されていました。 飲食店などで禁煙部屋にいくのに優越感(?)を感じるといわれていたような気がします。立場のある人間が模範的な行動をとらえていることに喜びを感じます。

おまけ ①高橋裕子先生の講演

②5月26日 阪神×日本ハム 藤波VS大谷

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