こんにちは。加古川・高砂市の歯医者さん、ツトウ歯科医院です。お口の豆知識を見て頂きありがとうございます。

９月後半ですがまだまだお昼間は暑いですね。朝晩との気温差で体調を崩さないように気をつけてくださいね。

皆さんは、クリーニング前と後の歯面のざらつきを比べたことはありますか？クリーニング後はツルツルしていた表面もしばらくするとぬめりやざらついてくると思います。歯ブラシをしているのに・・・と思われるかもしれませんが、それは「バイオフィルム」というものが付いているからなのです。

バイオフィルムとは？

バイオフィルムはたくさんの細菌が集まって形成される粘性のある膜のことをいいます。バイオフィルムは私たちの身近に存在しています。例えば、お風呂場の排水溝やキッチンの三角コーナーを汚れたまましばらく放っておくとヌルヌルしませんか？あれもバイオフィルムです。

バイオフィルムは歯の表面に集まって時間をかけて作られます。歯磨きの後８時間ほど経過すると、歯の表面に細菌が付着し始め増殖します。４８時間が経過した頃からは細菌の増殖スピードが高まり、７２時間後にバイオフィルムが形成されます。強固なバイオフィルムは一度形成されるとハブラシでは取り除くことができません。そのまま放置をしてしまうとむし歯や歯周病の原因になってしまいますので、バイオフィルムの除去は歯科医院でのクリーニングが必要になってきます。

PMTC

自分で行う歯磨きでは取り除くことができないバイオフィルムをPMTCで取り除きます。「PMTC」とはプロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニングの略で専用の機械を使って行うクリーニングのことです。専用の機械でバイオフィルムを除去し、汚れの付着を抑えて細菌の繁殖を抑制することができることがPMTCのメリットです。

予防方法

食後の歯磨きはもちろんですが、フロスや歯間ブラシを使ったセルフケアを心掛けることが大切です。歯垢は落としてもすぐに溜まり、毎日のケアだけでは除去できる部分が限られてきます。定期的に歯科医院でのプロフェッショナルケアを受け、健口を保ってい