お口の豆知識

入れ歯で気を付けること

投稿日:2023.07.21
こんにちは。加古川・高砂市の歯医者さん、ツトウ歯科医院です。お口の豆知識を見て頂きありがとうございます。

入れ歯をご使用されている方は、どのようにお手入れをされているでしょうか?自分の歯と同じように入れ歯も毎日のお手入れが必要です。お手入れを怠ると汚れやニオイが付きやすく、細菌も繁殖しやすくなってしまうのです。

入れ歯が不潔になると…

・口臭が発生する
・むし歯
・歯周病のリスクが高くなる
・口内炎ができる
・入れ歯の変色や歯石沈着
・誤嚥性肺炎の原因になる

入れ歯は大変デリケートなものなので、正しい方法でメンテナンスを行う必要があります。

お手入れ方法と注意点

普通のハブラシで磨かない

入れ歯は傷つきやすいものです。歯を磨くための普通のハブラシで磨いてしまうと、傷つくことがあります。傷がついてしまうとそこに細菌が付きやすくなってしまいます。

入れ歯は毎食後お手入れをしましょう

汚れた入れ歯を使っていると口臭が発生し、細菌繁殖が促進することが考えられますので、毎食後清掃することが望ましいです。入れ歯を洗う際には洗面器に水を張って、その上でお手入れを行うことをお勧めします。入れ歯の清掃は専用のブラシで優しく洗ってくださいね。部分入れ歯の場合は金具部分に汚れが溜まりやすいため、入念に磨くようにしましょう。

熱湯で洗わない

入れ歯に使われている材料は高温に弱いため、熱湯の中に入れてしまうと変形や劣化につながります。洗浄する際は常温の水を使うようにしてください。

入れ歯を乾燥させない

入れ歯を洗った後はそのまま乾燥させるのではなく、お手入れ後はお水や洗浄剤に付けて保存しましょう。過度の乾燥は入れ歯の変形や割れにつながります。入れ歯洗浄剤の長時間の使用は材料への負担が大きくなります。使用時間を確認してお使い下さいね。

寝るときは入れ歯を外す

基本的に寝るときは入れ歯を外すことをお勧めします。入れ歯に付いた細菌が原因で誤嚥性肺炎を起こしてしまったり、入れ歯を付け続けることで天然歯や歯ぐき、骨などに負担がかかることもあります。しかし、中には入れ歯がないことで顎や残っている歯に影響がある場合もあります。お口の状態によって対応が異なりますので、歯科医師にご相談してくださいね。

入れ歯は合わない状態で使い続けると歯やお口のトラブルを引き起こします。歯ぐきや粘膜に当たって痛い・会話しにくい・外れやすい・噛みにくいなどお困りなことがございましたらお気軽にご相談下さいね。

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