むし歯になりやすい人の特徴
投稿日:2023.06.05
こんにちは。加古川・高砂市の歯医者さん、ツトウ歯科医院です。お口の豆知識を見て頂きありがとうございます。
梅雨入り発表からジメジメした日々が続いていますね。梅雨時期は低気圧で体調を起こしやすいと言われていますので、皆さん無理なく毎日をお過ごしくださいね。
今回のお話は、むし歯になりやすい人の特徴をいくつかお伝えします。毎日歯磨きをしてフロスや歯間ブラシをなどの補助用具を使ってもむし歯になってしまったという人はいます。なぜ、むし歯になってしまうのでしょうか。
歯磨きが不十分
毎日歯磨きを行っていても、食べカスやプラークの除去ができていないとむし歯や歯周病の原因になります。また、夜の歯磨きを行わないとむし歯になりやすい状態になります。昼間は唾液がお口の中を潤してくれ、食べカスを洗い流してくれますが、夜間は唾液の分泌量が減りますので細菌が繁殖しやすくなります。1㎎のプラークの中には1億個の細菌が存在していると言われていますので、歯磨きをしないお口の中はむし歯菌の絶好の居場所になってしまいます。
口呼吸が習慣化になっている
普段から口で呼吸することが習慣化になっている人は、お口の中がよく乾燥しています。そして、唾液にはお口の中の汚れを洗い流す自浄作用や殺菌、歯を修復する再石灰化を助けるなどの働きがあります。お口の中がよく乾燥している人は、唾液の効果が得られないため、むし歯のリスクが高くなってしまいます。
乱れた食生活
食事をダラダラ食べていませんか?食事以外にもおやつなどの間食が多い、ジュースをダラダラ飲んでいるなど・・・お口の中は一日のうちに何度も中性になったり酸性になったりを繰り返しています。ダラダラ食べ続けるということは、お口の中が常に酸性の状態になっているということです。酸性を好むむし歯菌にとって最高の環境になってしまいます。
歯並びが悪い
歯並びが悪いとむし歯になりやすいと言われています。歯と歯が重なり合っている、歯がねじれている、倒れているなど、デコボコした歯並びですとハブラシの毛先が届きにくく汚れが残ってしまいがちです。 また、食べ物を噛むときに、歯全体で噛むことができず、一部のみに強い力がかかることでエナメル質が割れたり、亀裂が入り、その部分からむし歯になりやすくなります。
むし歯にならないためには、もちろん歯磨きが大切ですが、ハミガキ以外にも「ダラダラ食事をしない」「口呼吸に気を付ける」など食生活や生活習慣も見直すことも大事になってきます。日々の習慣を見直し、むし歯になりにくいお口の中を目指しましょう。