こんにちは。加古川・高砂市の歯医者さん、ツトウ歯科医院です。お口の豆知識を見て頂きありがとうございます。

歯磨き粉にはたくさんの種類がありますので、悩まれている方も多いのではないでしょうか。ペーストやジェル、フォーム、洗口液タイプなど様々な製品がありますよね。それぞれに特徴がありますので、今回は「ジェル」と「ペースト」についてのお話をします。

ジェル

口腔内にフッ素を保持しやすい
・発泡剤微配合
・清掃剤無配合
・フッ化物配合
柔らかい性状なので薬効成分が歯に密着しやすく、歯と歯の間に行きわたりやすいです。
はっぽうスッキリ感を感じにくいかもしれませんが、泡立たないので歯を一本一本丁寧に磨くことができ、細かいところまでしっかりと磨くことができます。大人と比べて子どもの唾液量はかなり多いです。ジェルタイプの歯みがき粉は刺激が少なく、発泡剤も含まれていないのでお子さんにも使いやすいです。

ペースト

歯磨剤にフッ素が入っている
・発泡剤配合
・清掃剤配合
・フッ化物配合
ペーストの歯みがき粉は、ほとんどのものに研磨剤が含まれています。研磨剤の主な成分は、炭酸カルシウムやリン酸水素カルシウム、無水ケイ酸などで、研磨剤の細かい粒子が歯の表面に付いた汚れを除去します。メーカーによって多少の差はありますが、ペーストとジェルの最大の違いは、ジェルは口腔内にフッ素がより滞留しやすいという特徴があることです。

おススメの使い方はダブル使い！

1.ペーストタイプの歯みがき粉でばい菌をしっかりと落とし、うがいする。
2.ジェルをハブラシに乗せて、歯の全体にいきわたるように約30秒間ブラッシングをする
3.軽く1度だけ口をゆすぐ、または唾液を吐きだすのみでうがいをしない
という使い方で口腔内にフッ素を残すことができます。
特に夜寝る前に行うことで、睡眠中にしっかりフッ素ケアを行うことができます。自分に合った歯磨き粉を見つけて、お口の中の環境を守りましょう！