お口の豆知識

歯周病の検査って何するの?

投稿日:2023.04.14
こんにちは。加古川・高砂市の歯医者さん、ツトウ歯科医院です。お口の豆知識を見て頂きありがとうございます。

皆さんは歯周病の検査を受けたことがありますか?歯周病の検査といえば歯ぐきをチクチクされるイメージが強い方が多いと思います。今回は歯周病の検査についてのお話をします。

歯周病はその名の通り歯の周りの病気です。歯の周りには歯ぐき(歯肉)と骨(歯槽骨)があり、歯をしっかりと支えています。しかし、歯周病が進んでしまうと、歯の支えが弱ってしまい動き始めます。歯の支えが弱るときには、歯ぐきや骨が徐々に破壊されるのですが、ほとんどの場合は無症状です。歯周病は痛みや自覚症状が少ないため、歯医者で調べる検査が必要になります。

歯周病の検査方法

プロービング

歯と歯ぐきの間にはわずかな隙間があり、その深さは健康な歯ぐきで1~3㎜程度、4㎜以上の深さがあると歯周病の疑いがあります。歯周病になっている隙間は「ポケット」と呼ばれ、その深さを測る検査がプロービングです。プローブというメモリが付いている細い器具を使って深さを測定します。

歯肉の炎症の有無

また、深さだけではなく、プローブを入れた時や外した後の出血も見ています。この出血は検査中に歯ぐきを傷つけているのではなく、すでに炎症が起きている部分をプローブで触った際に出血するかを確認しています。この他にも歯ぐきの弾力や色、歯垢や歯石の有無などを確認しながら歯周病の進行状態を検査しています。

歯の動揺度

歯周病が進むと歯槽骨という歯の土台となる骨が溶けてなくなっていきます。その歯槽骨という骨が少なくなればなるほど、歯は揺れていきます。どれだけ揺れているかピンセットで歯をつまみ揺れを確認します。揺れていきます。

検査は痛いの?

プロービング中に痛みを伴うこともあります。健康な歯ぐきはプローブが深く入りませんが、歯周病が進行しており、炎症が強いとプローブが深く入ります。そのプローブは炎症のある部分を触ることになるので、痛みや出血が出ることもあります。痛いと聞くと検査したくない方もいるかと思いますが、検査の結果によっては早期発見から治療へ繋げられますので歯周病の重篤化を防ぐことができます。

歯周病の予防・治療を行うことで、硬いものが食べられる、歯ぐきから出血しない・・・何よりも将来歯を失わずに、自分の歯で美味しいお食事を楽しんで頂けたらと思います(^^)

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