歯磨き粉をリニューアルしました
投稿日:2022.12.03
こんにちは。加古川・高砂市の歯医者さん、ツトウ歯科医院です。お口の豆知識を見て頂きありがとうございます。
12月に入り今年もあと1か月ですね。本格的に寒くなってきましたので風邪を引かないようにお過ごしください。
今回は新しい歯磨き粉が増えましたので、それぞれの特徴をお伝えしますね。
BrilliantmoreW(ブリリアントモアダブル)
特徴 清掃助剤ピロリン酸ナトリウムとポリリン酸ナトリウムのダブル成分がイオンの力で歯の表面からステインを浮き上がらせ、ブラッシングでステインを落としやすくなる効果がある歯磨き粉になります。
ステインを浮かせるダブル成分 ・清掃助剤:ピロリン酸ナトリウムとポリリン酸ナトリウム
臭予防機能 LSS(ラウロイルサルコシンナトリウム)が口臭の原因を殺菌し、口臭の発生を防ぎます。
~ホワイトニング歯磨き粉の効果は?~ ホワイトニング効果と書いてあるものを使うと歯が真っ白になると思われている方もいるかと思います。歯を白くする効果をうたう歯磨き粉は基本的に研磨剤によって歯の表面の着色汚れを落とすものです。コーヒー、茶渋、タバコのヤニなどによって歯の表面についた着色には効果がありますが、歯科医院で行うホワイトニングのように過酸化水素を使った歯の内部の漂白はできませんのでご注意ください。
クリンプロ歯磨きペースト
この歯みがき粉は高濃度フッ素1450ppmとfTCP(リン酸、カルシウム)が同時に配合されていますのでより高い再石灰化効果が期待できます。
~脱灰と再石灰化~ 歯の大部分はミネラル(カルシウムやリン)でできています。むし歯菌が出した酸でミネラルが溶け出してしまうことを「脱灰」と言い、唾液中に含まれるミネラルが歯の表面に戻ることを「再石灰化」と言います。フッ素は再石灰化を促すものですが、フッ素単体では機能することができないので、唾液中に含まれるミネラル(カルシウムとリン)と組み合わせることで機能します。つまり唾液中のミネラルを歯磨き粉に配合したことによって、歯質強化とむし歯予防がさらに期待できるのです。
歯磨き粉にはたくさんの種類がありますので、歯科医院では口腔内に合ったものをご提案いたします。