お口の豆知識

歯磨き粉について

投稿日:2022.11.19
こんにちは。加古川・高砂市の歯医者さん、ツトウ歯科医院です。お口の豆知識を見て頂きありがとうございます。

皆さんはドラッグストアなどで歯磨き粉を買う際、種類の多さにどれを選べばよいか迷った経験はありませんか?むし歯・歯周病予防や知覚過敏用、ホワイトニングなどたくさんの種類がありますよね。今回は歯磨き粉についてお話をします。

歯磨き粉の種類

歯磨き粉は大きく分けて2つに分類されます。基本成分のみの「化粧品」とフッ素などの薬用成分が入っている「医薬部外品」があります。日本で販売されている歯磨き粉の約90%が医薬部外品なので、そのほとんどにフッ素が含まれています。

歯磨き粉の役割

歯磨き粉の役割を知っていますか?お口の中を綺麗にするためではありません。その役割について説明をします。

・効率よくプラークを除去
・プラークをつきにくくします。
・歯の再石灰化促進(フッ素の働きによって、歯から溶け出したカルシウムやリンの再石灰化を促進します。)
・口臭の予防
・ステインの除去(コーヒーやお茶、タバコのヤニなどによるステインをつきにくくしてくれます。)

歯磨き粉の選び方

・むし歯予防
むし歯を予防したい方や歯の根元が出ている方が重要なのはフッ素濃度です(~ppmと記載されています)
歯の萌出~2歳未満500~1000ppm:切った爪程度の少量
3~5歳500~1000ppm:5mm以下
6~16歳1000ppm:1cm程度
15歳以上1000~1450ppm:1~2cm程度
歯科医院専用販売品では1500ppmのものもあります。
・知覚過敏(硝酸ナトリウムというミネラル配合の歯みがき粉がお勧めです。)
・歯周病(塩化セチルビリジニウムや延さんクロルヘキシジンといった、歯周病菌に作用する成分が含まれているものがあります。)
・着色やヤニが気になる方(ポリリン酸ナトリウムやポリエチレングリコールが入っているもの)

歯磨き粉にはたくさんの種類があります。自分自身のお口の悩みに合ったものを選ぶことが大切です。歯科医院であれば患者様のお口に合ったものをお伝えさせていただきますので、気軽にご相談下さいね。

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