こんにちは。加古川・高砂市の歯医者さん、ツトウ歯科医院です。お口の豆知識を見て頂きありがとうございます。

突然ですが、「オーラルフレイル」という言葉をご存知ですか？最近ではいろいろなメディアに取り上げられているので聞いたことがある方もいらっしゃると思います。

「フレイル（虚弱）」とは高齢になって心身の活力（筋力、認知機能、社会とのつながりなど）が低下した状態をいいます。筋力などの身体機能の低下より先に、社会参加など他者との交流が減ったり、お口の機能が衰えたりすることを「オーラルフレイル」から始まります。

老化は誰もが迎える自然な衰えですが、フレイルは身体的・社会的・心理的な問題が合わさって生じる衰えですね。

要介護状態になってしまうと、健康な」状態に戻るのは非常に難しくなります。ですが、フレイルの段階で気づいてしっかり対応をすることができれば、介護を必要としない生活を送れる期間が長くなります。

オーラルフレイルのセルフチェック！

・半年前と比べて硬いものが食べにくくなった
・活舌の低下
・お茶や汁物でむせる
・お口が乾きやすい
・食欲がない、少ししか食べない
・自分の歯が少ない
・食べこぼしがある

上記が多く当てはまっている方は要注意かもしれません。

オーラルフレイルのセルフチェック！

口腔内を清潔に保つ
口腔内の清潔が保たれないと、むし歯や歯周病のリスクが高くなり、結果として歯を失ってしまう原因になります。歯を失ってしまうと、食べることや話すことが難しくなりますので、毎日のセルフケア歯科医院での定期健診が大切です。

口腔機能維持
「噛む」「飲み込む」などの機能や「発生する」「笑う」と言った日常生活に欠かせない機能を衰えさせないことが大切です。機能低下させない為には唇や舌、喉や口周りの筋肉をトレーニングする必要があります。
そのトレーニングの一つが「パタカラ体操」です。

「パ」唇をはじくように
「タ」舌先を上の前歯の裏に付けるように
「カ」舌の奥を上顎の奥に付けるように
「ラ」舌を丸めるように

「パパパ・・・タタタ・・・カカカ・・・ラララ」各文字を連続で発音を１０回程お食事前に行うのが効果的ですよ。
口腔機能が低下すると、話すことが減るだけではなく、栄養状態の悪化で筋肉が痩せ、体力が低下して外に出かけることも少なくなってしまいます。健康状態を長く続けるためにもセルフトレーニングをおススメします。