お口の豆知識

ノンシュガーとシュガーレス

投稿日:2022.06.21
こんにちは。加古川・高砂市の歯医者さん、ツトウ歯科医院です。お口の豆知識を見て頂きありがとうございます。

梅雨入り発表があり、ジメジメした日々が続いていますね。この時期の楽しみと言えば、アジサイがとってもきれいに咲いていることですね。

皆さんは、パッケージに「ノンシュガー」や「シュガーレス」と表記されているものを多くみかけませんか?この表記を見ると、砂糖が入っていないように思いませんか?特にむし歯予防やダイエットなど、糖分を気にされている方は選ぶことがあるかもしれませんね。

シュガーレス

食品の中に砂糖や果糖、ブドウ糖などの全く糖を含まないものを言います。シュガーレスとはむし歯の原因になる糖を含んでおらず、砂糖の代わりに代用甘味料を使っているのでむし歯の原因となる酸を作らず、むし歯になりにくいとされていました。

ノンシュガー

食品中に砂糖が使用されていないものを言います。しかし、砂糖の代わりにブドウ糖や水あめなどを使っています。つまり、むし歯菌によりブドウ糖や水あめは酸になるので砂糖ほどではありませんが、むし歯ができる可能性が高いと言えます。

一昔前まではメーカーによって定義がまちまちでしたが、平成7年に栄養表示基準制度が設けられた結果“食品の100g又は飲料100mlに対して、単糖類または二糖類が0.5g未満“であれば「ノン」や「レス」という表現が使われるようになったのです。

砂糖は含まれていないのになぜ甘いのでしょうか?

それは、代用甘味料が使われているからなのです。キシリトール・ソルビトール・マルチトース・オリゴ糖などがあります。この中でも皆さんがよく耳にするのはキシリトールではないでしょうか?キシリトールは糖アルコールの仲間です。キシリトールがむし歯を防ぐ理由としては、唾液分泌促進と再石灰化作用があるからです。

歯垢中の酸の促進を防ぎ、むし歯菌であるミュータンス菌の代謝を阻害します。他の糖アルコールはお口の中に有る常在菌によって酸を作りますが、キシリトールは口腔常在菌が利用できないので、酸を作れません。

スーパーなどでもキシリトール商品は良く目にすると思いますが、キシリトール配合が50%以下のものがほとんどです。100%配合のガムやタブレットは歯科専売になりますので気になる方がいらっしゃればお声掛けくださいね。

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