お口の豆知識

オーバーブラッシング

投稿日:2021.11.19
こんにちは。加古川・高砂市の歯医者さん、ツトウ歯科医院です。お口の豆知識を見て頂きありがとうございます。

歯を磨きすぎていませんか?

「オーバーブラッシング」という言葉を聞いたことがありますか?オーバーブラッシングとは強いブラッシング圧や硬いハブラシで歯を磨きすぎてしまうことです。歯とお口の健康を保つために、毎日の歯磨きで歯垢をなるべく残さないように磨くことはとても大切です。ハブラシの当て方と角度、動かし方のほかに「ブラッシング圧」も大事なポイントになります。

定期健診などで「歯垢が残っている部分は特に丁寧に磨きましょう」と言われ、いつもより強い力で長時間の歯磨きをしていませんか?磨き残しがあると、むし歯や歯周病のリスクが高くなりますが、磨きすぎにも様々なリスクがあるんですよ・・・

オーバーブラッシングによる影響

歯肉退縮
強い力で歯磨きを行うと、歯ぐきが傷つき下がってしまいます。歯ぐきが下がると歯の根元部分が露出することで、冷たいものがしみやすくなります。また、歯が長くなったように見えることや物が挟まりやすくなることがあります。

歯がすり減る
磨きすぎによってエナメル質が傷つくと、その下にある象牙質という組織が露出して知覚過敏やむし歯のリスクが高くなってしまいます。露出した歯の根っこはエナメル質と比べると、むし歯リスクはなんと・・・3倍!!にもなります。

磨きすぎにならない為に

ブラッシング圧に気を付けましょう
100~200gくらいの圧で磨くのが良いとされています。ハブラシを歯面に当てて毛先が広がらない程度の力で磨いてください。

ハブラシの種類
ハブラシには硬めから柔らかいものなどたくさんの種類がありますよね。硬いハブラシでゴシゴシ磨いていませんか?汚れは取れるかもしれませんが歯ぐきが傷つき、下がってしまいます。普通から柔らかめのハブラシで優しく磨いてくださいね。

ブラッシング時間
1回の歯磨きに時間をかけて磨くことは大切なことです。1回に10分以上の長時間歯磨きをテレビを見ながらなど無意識に歯磨きを行うと、ブラッシング圧が強くなってしまうことや磨きやすいところを繰り返して磨いて磨き方にムラが出てしまいます。
なるべく鏡を見ながら磨く順番を決めて磨きましょう。

ハブラシの交換時期
同じハブラシを何カ月も使っていませんか?毛先が開いたハブラシと新しいハブラシでは汚れの落ちは約4割も清掃率が下がってしまうそうです。ハブラシの毛先が1~2週間で開いてしまうという方はブラッシング圧が強い可能性があります。毎月の初めに歯ブラシ交換デーを決めて、一か月に1回交換をしましょう!

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