歯の着色気になりませんか?
投稿日:2021.10.17
こんにちは。加古川・高砂市の歯医者さん、ツトウ歯科医院です。お口の豆知識を見て頂きありがとうございます。
10月になり朝晩は涼しく、お昼間はまだ暑いですね。この時期は気温差で風邪をひかないように気を付けてください。皆さんは鏡を見た時に「歯が黄ばんでいる」「お茶やコーヒー着色がまたついている」など色素沈着が気になったことはありますか?これらのことを少しでも防ぐためにはどうしたらよいのでしょうか。今回は歯の着色についてのお話をします。
歯の着色する原因とは?
しっかりと歯磨きをしても、毎日の飲食により歯は少しずつ汚れていきます。飲食物や嗜好品の中でも特に着色しやすいものをご存知ですか?次に挙げるものが着色しやすいと言われています。
- コーヒー・紅茶・お茶類:お茶に含まれるタンニンは歯を着色させやすいことやコーヒーに含まれるカフェインは歯を着色はさせ、黄ばみの原因にもなります。
- 色の濃い食べ物(赤ワイン・カレー・ミートソース):色の濃いもの頻繁に摂取する方は歯が着色しやすくなります。
- 喫煙をする:タバコの中に含まれる有害物質のタールが歯を着色させます。
毎日ハミガキをしていても着色を予防できない場合の多い理由としては、単に汚れが付着しただけではなく唾液中のタンパク質と結びついて歯面に沈着してしまうからです。
歯が黄ばむのは飲食以外にも・・・
加齢と共に歯の表面を覆うエナメル質が薄くなることによって内側の組織である象牙質が透けて見えることで黄色っぽく見えます。また、抗生物質の種類によっては歯に着色を起こす副作用もあるそうです。
着色を予防しよう!
- 食事や間食などは時間を決めましょう。いつまでも食べ続けているとその分お口の中に着色の原因となる成分が停滞し、着色が付きやすい状態になります。
- 着色しやすいものを飲食した後は、水でゆすぐようにしてください。着色しやすい色素が薄まり、歯の着色をある程度防ぐ効果があります。
- 歯磨き粉の中にシリカやポリリン酸が含まれているものは着色を落とす効果が期待できます。
- ホワイトニング効果の歯磨き粉も多く販売されていますが、歯磨き粉だけですべての着色を除去して元の歯の色に戻すことは難しいでしょう。
歯科医院ではPMTCというクリーニングがあります。セルフケアでは除去できない着色を専用の機械を使って取ります。毎日のブラッシングで着色を予防し、歯科医院での定期的なクリーニングを受けましょう。歯の着色除去・予防はもちろんですがお口の健康維持にも繋がりますよ。