歯科補助用具について③
投稿日:2021.03.08
こんにちは。加古川・高砂市の歯医者さん、ツトウ歯科医院です。お口の豆知識を見て頂きありがとうございます。
緊急事態宣言が解除されましたがまだまだ油断できない状況ですね・・・少しずつ平穏な日々になっていくことを願うばかりです(^^)今回は補助用具最後のワンタフトブラシのお話をしますね。
ワンタフトブラシって?
ワンタフトブラシという道具を知っていますか?ワン(一つの)タフト(毛束)という意味で、筆のように毛先をぎゅっとひとまとまりにしたブラシのことです。「部分磨き用ブラシ」「ポイントブラシ」とも呼ばれています。
ワンタフトブラシの種類
ワンタフトブラシには毛先の長さが長い・短い、毛先の形状が平たい・三角、持ち手がまっすぐ・L字型のものなど様々な種類があります。毛先が三角にまとまっているタイプは「背の低い歯の噛む面」や「歯が重なっている部分」がある方に適しています。「生え途中の乳歯」や「親知らず」がある方も使いやすいですよ。毛先が平らでばらけているタイプは歯周病予防のために歯周ポケットを磨くのにおススメです。
このような歯がある方におススメです
- 歯が重なっている部分
- 背の低い親知らず
- ブリッジ
- 矯正装置が付いている歯
- 孤立している歯
- 生えかけ途中の歯
このようなところは「舌で触るとザラザラしている」と感じた経験をした方もいるかもしれませんね。通常ハブラシでは大きすぎて入らない部分や届きづらいところにピンポイントで磨くことができます。すべての歯をワンタフトブラシで磨くと時間がかかりますので場所によって使い分けてみましょう!
使い方
- 1.普段使っているハブラシで全体の歯垢を落とします。
- 2.ワンタフトブラシを鉛筆持ちで持ちます。
- 3.ブラシの先を歯と歯茎の境目やハブラシが届きにくい部分に当てて動かします。
- 4.ポイントは力を入れ過ぎないように小刻みになぞるようにして動かすことです。
- 5.使い終わったら洗って乾燥させてくださいね。
- 生えかけ途中の歯
歯磨き粉を使って磨くと泡に隠れて歯垢が落ちているかの確認が難しいので何もつけないで磨くかジェルタイプのものを使ってみてください。三回に分けて補助用具についてお話をしましたが手に取っていただけましたか?むし歯や歯周病から歯を守ることに大切な道具になりますので是非活用してくださいね!