お口の豆知識

コーヒーや紅茶でむし歯になりやすくなる?

投稿日:2021.01.24
寒い日にはあったかいコーヒーや紅茶でホッと一息つくのが私は幸せです。一口飲んでは作業をして、また一口…。ついついしてしまいますよね。人間がのんびりしている間に、お口の中ではせっせと細菌たちが運ばれてきたエサを食べ、仲間を増やし、歯にまとわりついて歯を少しずつ溶かしていることを知らない方が幸せかもしれませんね。現実逃避をしていたいところですが、現実を受け止めないといけない日は必ずやってくるのです。お砂糖を全くいれないよ!という方は大丈夫なのですが、たくさん入れる甘党の方はもちろん、少しだけいれるという方も要注意です。

お口の中だけでみた場合お砂糖の「量」よりも、飲み始めてから飲み終わりまでの「時間」が大きく関係するのです。ここで問題です!500mlのお砂糖入りの飲み物を一気飲みするのか、300mlのお砂糖入りの飲み物を30分かけてちょこちょこ飲むのか、むし歯リスクが高いのはどちらでしょうか。

正解は…300mlの方でした!一見、量の多い方に思いますが、むし歯の観点からいくと飲むのに30分かけてしまうと歯がどんどん溶けてしまっているのです。

正常時、唾液の中のPhは中性で歯は心地よく過ごしています。そこに食べ物や飲み物(水やお茶を除く)が入ると唾液は酸性に傾きます。酸性になっている最中は歯が溶けてしまう時間です。飲食後、20分ほどで唾液の自浄作用により中性に戻ってきます。

しかし先ほどの問題にあったように、一度酸性になり唾液の自浄作用が働きかけているところに、口の中にものを入れてしまうとまた酸性に傾き、自浄作用が最初からになります。一度に溶ける量がほんのわずかでも、その習慣が毎日続けば大きなむし歯リスクとなってしまいます。

人工甘味料なら大丈夫?

人工甘味料はお砂糖に比べむし歯リスクになりづらいと言えます。むし歯菌にとって人工甘味料では酸を作り出すことはできません。しかし、ブドウ糖やショ糖と混ぜて使われることが多いので、結論、むし歯リスクは減らせません。紅茶やコーヒーに限らず、ご飲食されるときは「ダラダラ食べ(飲み)」を意識して、お口に何も入れない時間を作ってみてください。すぐに歯磨きできないときは、お口をゆすぐだけでも自浄作用の出助けになりますよ!

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