お口の豆知識

お口から美味しく食べるために①

投稿日:2020.08.24
こんにちは。加古川・高砂市の歯医者さん、ツトウ歯科医院です。お口の豆知識を見て頂きありがとうございます。

コロナ渦の中、なるべく外出しないようにしているという方多いのではないでしょうか。運動量がめっきり減って、おしゃべりもあまりしなくなった方は要注意です。しっかりお口からご飯を食べ、楽しくおしゃべりをしたり体を動かしたりすることは体の健康にとって、とてもとても大事なのです。いつまでも好きなものを美味しく食べたいですよね!お口の中には美味しく食べるために様々な機能が備わっています。
  • 唇⇒食べ物を取り込み、食べこぼすのを防ぐ
  • 歯⇒食べ物をよく噛んで消化しやすくする
  • 舌⇒食べ物を歯に乗せる、つぶす、喉の奥に送る
  • 頬⇒頬の力で食べ物を歯に乗せる、筋肉を動かして食べかすをお口の奥に送る
  • 喉⇒しっかり飲み込む、のど越しを楽しむ
これらはすべて筋肉で動いています。手足などと同じで、使わなければどんどん衰えていってしまいます。これを『フレイル』といいます。筋肉が衰えてくると、普段の生活に支障をきたすようになります。お口の場合はオーラルフレイルといい、
  • 食べ物の量や食べ物の種類を控えるようになった
  • 食事時間が長くなった
  • 入れ歯の調子は悪くないのに噛むのが困難になった
  • 思い通りにしゃべることが困難
  • 歯や口のせいで外出を控えることがあった…など
思い当たることはありませんか?これらの気になることがあれば、意識的に筋肉を鍛えることで改善し、今後衰えてしまう筋肉を保つことにもつながります。手足を鍛えるように、おしゃべりやお食事以外でもお口も積極的に動かしましょう。
  • 舌を思いきり前に伸ばしたり、あごをなめるように出す(舌の筋肉)
  • 唇は閉じたままで歯肉と頬っぺたの境目を舌先でなぞりながら左右ぐるぐる回す(舌の根元の筋肉)
  • 頬っぺたをぷくーっと膨らませて10秒ほど維持する(口周りの筋肉)
  • 上の前歯の裏側を舌先でグッと押す(喉仏の筋肉)
簡単ですが、お食事前にするとお口の動きも良くなり、唾液も出てくるのでお食事がスムーズに食べられますよ!(今ならマスクをしているので、コッソリ病院の待ち時間にしてみるのもいいですね)筋肉を鍛えると、食べる・飲み込む機能が上がり、食事中にむせたり、食べ物を詰めたり、肺炎を起こしたりしづらくなります。いつまでも口から美味しく食べるため、普段の生活の中で取り組んでいきましょう。次回は具体的な体操をご紹介します。レッツトライ!!

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