お口の豆知識

ハブラシの選び方②

投稿日:2020.06.12
こんにちは。加古川・高砂市の歯医者さん、ツトウ歯科医院です。お口の豆知識を見て頂きありがとうございます。

前回ハブラシは処方される時代とお伝えしました。自分のお口の大きさ、歯並びにしっかり沿うハブラシでじっくり丁寧に磨くことで、予防できるむし歯や歯周病はかなりあると考えています。

たくさんの方のお口を見せていただき、どんなハブラシで磨いているかをインタビューして分かったことがあります。それはズバリ…磨き残しが少ないキレイな方は、歯間ブラシやフロス(糸ようじ)、部分磨きのハブラシなどの補助道具を使われているというと。想像してみてください。ハブラシ一本で凹凸だらけの複雑な歯を360度まんべんなく磨くのは至難のワザです。それが治療済みの歯であればなおさらで、古い詰め物のすき間に入ってしまうともう取れません。

面倒だなと思われるかもしれませんが、やはり補助道具は必要なのです。日本以外の国では小さい子供たちも当たり前のように自分でフロスをしています。残念ですが、フロスを使う習慣がない日本人はとてもむし歯や歯周病に悩まされています。高価な歯ブラシや歯磨き粉を使うだけでは、肝心の歯垢(細菌)が残ったままになって良くなりにくいのです。

歯垢はゆすぐとフワッと魔法のように溶けてしまうものではありません。歯面についている白い歯垢の正体は、バイオフィルムといって何層にも細菌が重なり、細菌の排泄物などで毒性いっぱいの塊です。それはそれはベタベタとしっかりくっついていますので、簡単には取れません。ハブラシや補助道具でバイオフィルムも直接壊していくしかないのです。



歯と歯の間は歯間ブラシやフロスの出番です。ハブラシの毛が届かないところのバイオフィルムをしっかり取り除き、歯間ブラシの毛の部分で歯肉に少し触れることでマッサージ効果にもなります。

ただ、闇雲にキレイにすればいいというわけではありません。歯と歯の隙間の広さは歯肉の状態によっても違います。きついものを無理やり使うと歯間の隙間を広げてしまいますし、反対に緩すぎるものを使うと汚れが残ってしまいます。ぴったりのサイズを使うのがいいのですが、わからない方は歯科医院で相談してみてください。きっとぴったりのものを処方してもらえますよ!むし歯や歯周病の予防・治療の一番の近道は自分にぴったり合ったハブラシです!

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