日本ならではの仕組み
投稿日:2021.08.31
加古川・高砂市のツトウ歯科医院です。ブログを見て頂き、ありがとうございます。
なぜ厚生労働大臣(田村)新型コロナ担当大臣(西村)ワクチン担当大臣(河野)と別々にいるのか?
一人が担当した方が一つの指揮系統で行けそうな気はするが…
よく言えば役割分担だがそれがうまくいかない…全ての原因はタテ割り!
自分の部署担当しか考えていない。そもそも感染症の対応は厚生労働省。でも、想定外で今回は特別体制!
対策本部
総理大臣をトップに全大臣がメンバー集まってもらい専門家の助言(意見)を受け入れるか受け入れないかは対策本部の政治家が決める。
専門家
医療や経済など
↓
助言
↓
対策本部
全ての大臣
↓
各省庁
ワクチン接種にはいろいろな省庁が関わる
厚労省:審査・承認
国交省:輸送
経済省:冷凍庫の確保
総務省:自治体との調整
環境省:針の破棄
財務省:予算の確保
東京大阪の大規模接種センターは防衛省が運営する。これだけの省庁が関わってくると調整が難しい。協力しないとできない。連携がうまくいかず準備が遅れた。そこで調整役を任されたのがワクチン担当河野大臣である。
昨年、医療では PCR 検査が受けられないと不満の声があったのもタテ割りが原因の一つである。検査する研究所を管轄する厚労省と、大学を管轄する文部科学省との協力体制が進まなかった。
コロナで明らかになったデジタル化が遅れているのもタテ割りが原因だった。それぞれの省庁に予算が付く。それぞれの役所が独自にデジタル化(ソフトを発注して作った)それぞれの省庁で使っているシステムが違う。バラバラだから連携が難しい。
○○省:デジタル化・システムA社
○○庁:デジタル化・システムB社
○○県:デジタル化・システムC社
○○市:デジタル化・システムD社
10万円の給付金
国のサイトでは、振込先を
全角で入力することになっていた。地方自治体が銀行に振込フォーマットは
半角だった。変換作業が必要になった!
データが全く別々のものだから情報が分散されて見落としがある(子供の問題)
厚労省:児童相談所
警察:事件の対応
文科省:学校での発見
法務省:子どもの人権
保育園には入れないが幼稚園では定員割れ
幼稚園 文部科学省
教育が目的
教論
教える
定員割れ
保育園 厚労省
保育が目的
保育士
建前、教えてはいけない
読み書き教えることもある
定員オーバー
幼保一元化が実現しない?
それぞれの政治家にそれぞれの支援団体となって自分たちの既得権益を守ろうと言って、そういう政治家を応援する。
池上彰のニュースそうだったのか 2021年6月26日引用
国と自治体との関係は?
2000年に法律で「対等な関係」建前である…
国は日本全体の基本方針を決める。
自治体は地域の事情に合わせて具体的実行するのが基本である。
蔓延防止処置を総理大臣が出しました。
東京のある都市の駅の北では飲めて、駅の南では飲めないということがありましたね。
タバコは国の法律では屋内は原則禁煙で屋外についての決まりはない。
それぞれの自治体独自のルールで路上の喫煙禁止、歩きタバコ禁止とか…
協力金は誰が出してるの?
原則として国が8割、自治体が2割負担
ほとんどの自治体はお金が足りない状況です。
知事の出身で多い職業は?
知事の約6割が元官僚出身です。
総務省、経済産業省などいわゆる中央省庁のキャリア官僚と言われた人達
この人達は知事選挙でアピール「私は国とのパイプがあります」
この人を知事にすると、国からのお金が欲しいなという地域の人は、お金を引っ張ってくると期待して選挙で選ぶパターンがある。
政治家:それぞれのお金を出すのは総理大臣や政治家が決めるけども
省庁官僚:実際にどこにどれだけ決めるのは中央省庁が決める
官僚出身の知事:自分の部下たちがお金を出すのを決めるわけだから頼むよと言いやすいのでは…
池上彰のニュースそうだったのか 2021年5月29日引用