のど飴に注意
投稿日:2023.11.30
こんにちは。加古川・高砂市の歯医者さん、ツトウ歯科医院です。お口の豆知識を見て頂きありがとうございます。
乾燥しやすい時期になりましたね。風邪を引いた時や喉がイガイガする時だけでなく、仕事の休憩中、気分をリフレッシュするためにのど飴を食べる方は多いのではないでしょうか。今回はのど飴とむし歯の関係性についてお話をしますね。
砂糖の量
のど飴1粒に含まれる砂糖の量は、約5グラムです。5グラムと聞くとそれほど多くないように思いますが、シュガースティック1本分に相当する量になります。多くの砂糖が入っていることが分かりますね。
長時間口腔内に滞在
のど飴は、ゆっくりと舐めていればずっと味わえますよね。お口が寂しくなると、2,3粒と手を伸ばしてしまうこともあるかと思います。のど飴は1粒食べ終わるのにある程度の時間がかかります。この“だらだら食べ”をしていると、お口の中が常に酸性の状態でむし歯になりやすい環境になってしまいます。また、連続で食べてしまうと中和が追い付かず、酸性に傾く時間が長くなります。キシリトール入りのシュガーレスのど飴も要注意です。キシリトールガムやタブレットに配合されているキシリトールはむし歯予防の為がほとんどですが、のど飴の場合は爽快感を得るためにキシリトールが配合されていることが多いです。シュガーレスといっても、果汁やはちみつが配合されていることもありますのでむし歯の原因になってしまいます。
むし歯になりにくくするためののど飴の食べ方
・1日に4粒以上舐めない
・のど飴を舐める時間を決める
・のど飴を舐めたらうがいか、お茶を飲んで流す
なるべくお口の中にのど飴を含んでいる時間を短くしましょう。寒い時期は暖房を使用することで、乾燥しやすくなりますね。むし歯に気をつけながら、上手にのど飴と付き合っていきましょう。急に寒くなりましたので体調に気を付けてお過ごしくださいね。