お口の豆知識

スポーツドリンクと経口補水液

投稿日:2021.07.19
梅雨も明けていよいよ夏本番ですね。蒸し暑いときに注意をしなければならないのは熱中症です。熱中症対策で大切になるのが水分補給ですね!皆さんはスポーツドリンクと経口補水液どちらを飲んでいますか?経口補水液?と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回はこの二つについてお伝えしますね。

スポーツドリンク

特にスポーツや部活動を行っているときにスポーツドリンクを飲んでいる方は多いと思います。スポーツドリンクは砂糖がたくさん入っているので喉が渇いた時はゴクゴク飲めて美味しいですよね。その時にスポーツドリンクをダラダラと飲んでいませんか?

歯は口腔内の唾液のphが5.5以下になると溶けてむし歯になっていきます。スポーツドリンクのphは3.5ですので常飲しているとむし歯になりやすいということになります。(ちなみにコーラはph2.2)

ブドウ糖とナトリウム(電解質)

水分補給において吸収率が良いのはブドウ糖1~2%とナトリウムを同時に飲むと小腸から約25倍のスピードで吸収されると言われています。しかし、これよりもブドウ糖濃度が高くても低くても効果は低下してしまいます。
スポーツドリンクの糖質濃度6%程で、しかもブドウ糖ではなく砂糖が使用されていることが多いです。500㏄のスポーツドリンクになんと約10本分のスティックシュガーが入っている計算になります。

体の中に水分を取り込むためには、電解質であるナトリウムが必要ですが、スポーツドリンクは経口補水液の3分の1しかナトリウムが含まれていません。スポーツドリンクの吸収率は蒸留水や生理食塩水よりも低いという実験結果があります。スポーツ時の水分補給には良いですが脱水時の補給には不十分ですね。

経口補水液は“飲む点滴”

先ほどもお伝えしましたが、ナトリウムとブドウ糖を同時に飲むと急速に吸収されます。ブドウ糖2%と水分を取り込むために必要なナトリウムを補給するために役立つのが経口補水液です。水分・電解質・ブドウ糖を急速に体内に吸収されることから飲む点滴とも呼ばれています。

経口補水液には糖分が少ないため通常の状態で飲んでも美味しくないため、常飲することはまずありません。美味しく感じれば脱水の疑いがあるということになります。

スポーツドリンクはあくまでも清涼飲料水の一つとして考えた方がよさそうですね。熱中症予防に水分補給は大切ですが、むし歯のリスクを下げるためにも糖分濃度が高いものの常飲には要注意です。ジュースなどの清涼飲料水は習慣ではなく、特別な日に飲むなど上手に付き合うようにしましょう。

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