お口から美味しく食べるために③
投稿日:2020.09.14
こんにちは。加古川・高砂市の歯医者さん、ツトウ歯科医院です。お口の豆知識を見て頂きありがとうございます。
いつまでもお口で美味しくお食事を楽しみたいですよね!食べたいものを我慢したり、むせることを気にせず食べるためには、普段からお口もメンテナスしておく必要があります。前回ご紹介したお口の体操をコツコツ毎日続けておくことで、食べるための筋肉を鍛え、スムーズに飲み込みやすくすることができます。その他にも大事なポイントがあります。
歯やお口のケア
食べるためには噛める歯が必要です。かかりつけの歯科医院で噛めるよう、日ごろから入れ歯などかみ合わせの調整をおすすめします。残っている歯の歯磨きはもちろん、入れ歯も清潔にしておきましょう。意外と多いのが、入れ歯の粘膜にあたる部分(ピンク色の歯ぐきの部分)や、金具に細菌やカビが繁殖しています。デコボコと細かい凹凸があり、その隙間に汚れが入り込み取りづらいのです。洗面台の薄暗い電気の下では見えにくく、ハブラシで表裏まんべんなく磨いてあげてください。磨いた後に入れ歯洗浄剤で殺菌・漂白して清潔に保ちましょう。ちなみに、50度以上のお湯で洗うことや、研磨剤入りの歯磨き粉が付いたハブラシで磨くのはやめましょう。変形や無数の傷がついてしまいます。
舌の清掃
舌の上には無数の味覚を感じる細胞があり、表面が凸凹しています。その凸凹の隙間に食べかすや細菌が溜まってしまい、苔のように見えることから「舌苔(ぜったい)」といいます。誤嚥性肺炎や口臭の原因になることがあります。あまりにも分厚く舌苔が溜まっていた方が、舌苔を取ると味がよくわかるようになった!調味料の量が減った!という例もあるようです。
舌の清掃のやり方
- 舌を下唇より外へ出るように突き出す。
- 舌用のブラシを縦に持ち、舌の中腹から先端に向けて、軽くかき出すように舌をこする。
舌に触れるのが苦手な方は、水で濡らしたガーゼを指に巻いて、下を向き、しっかり舌を出しながら触れると楽です。美味しくお口からご飯を食べるために、できることから始めてみてください(^^♪