お口の豆知識

新型コロナウィルスとお口のお話

投稿日:2020.05.26
こんにちは。加古川・高砂市の歯医者さん、ツトウ歯科医院です。お口の豆知識を見て頂きありがとうございます。

新型コロナウィルスが流行し始めてもうすぐ半年になろうとしています。丁寧な手洗いうがいの徹底や消毒、人との距離やマスクなど今までになかった新習慣が少し慣れてきたかなと感じます。

前回は舌苔(ぜったい)にウィルスが多いのできれいにしましょうというお話でしたが、今回は口呼吸についてです。以前からテレビでも特集されていましたが、口呼吸と鼻呼吸の差はとても大きいです。
空気中にはたくさんの菌やウィルス、アレルギー物質も飛んでいます。口呼吸が習慣化していると、なんのフィルターも通さずに体にどんどん侵入させてしまっています。それは寝ているときも然り。お口で呼吸する習慣の方は鼻炎やアレルギーなど、鼻で呼吸がつらいですよね。それにマスクが重なるとさらにつらく感じるかと思います。
自粛生活も長くなり、人と会ってしゃべったり表情を動かすことが少なくなったので、お顔やお口周りの筋肉を使う機会がはるかに減りました。今こそ筋肉に刺激を与えてあげましょう!

あとでご紹介する「あいうべ体操」で、舌とお口周りの筋肉を鍛えることで、鼻呼吸にさせる効果があります。試験的に小学生にしてもらったところでは、インフルエンザウィルスにかかる子が40%だったのに対し、あいうべ体操をしてもらうと、なんと5%にまで下がったという研究結果に。これはすごいですよね!
舌の筋肉がつくことで正しい位置に舌を置くことができ、重力でアゴが勝手に開いてしまうのを防ぎます。鼻呼吸をすることで空気中の色々なものの侵入を防ぎ、自己免疫を上げることで結果的にウィルス感染やアレルギーでつらい鼻詰まりが予防できると思うと、ぜひみなさんにやっていただきたいです。

あいうべ体操のやり方

その1

『あ~』『い~』『う~』と2秒ずつくらい口を大きく動かしながら声を出します。

その2

最後に『べ~』と思いっきり舌の根元まで伸ばすように、あっかんべーします。

これを一日30回。10回ずつ朝昼晩に分けてもかまいません。コツは恥ずかしがらずに一つ一つの動作を大げさに、思いっきり動かして声を出すことです。起きた時や朝ごはん前、お風呂に入りながらもおススメです。ご自分のやりやすいタイミングを作って、毎日継続することがポイントです。家にいながら予防できるので、ご家族皆様でやってみられてくださいね。

ツトウ歯科医院

診療時間日・祝
9:00 - 13:00
15:00 - 19:00
18:00まで  小児歯科  休診日

インフォメーション

© 2024 ツトウ歯科医院