周術期口腔機能管理

2月15日(土)ナイトセミナー 加古川市

周術期口腔機能管理について

周術期口腔機能管理は、術後の誤えん性肺炎などの外科手術後の合併症などの軽減を目的に2012年の診療報酬改定で新設されたものです。
がん治療などを実施する医師との連携の下、患者の入院前から退院後を含めて歯科が一連の包括的な口腔機能管理を行います。

一部:高砂市民病院での取り組みについて 後藤看護師

1.歯垢や舌苔の除去や口腔内の保湿などにより口腔内衛生状態を改善し、間接的に誤えん性肺炎の予防、合併症やトラブルに対する予防効果をもつことが知られている。

2.高砂市民病院では、患者が手術前後の治療の理解を深め、安全で安心して手術をうけることができ、QOLを改善することで、患者中心の医療を目指した多職種連携チームでの周術期管理活動を目的とする取り組みを行っている。

二部、エビデンスに基づいた周術期口腔機能管理について 長崎大学教授 梅田先生

1、周術期口腔機能管理を行うと食道がん、胃がん、大腸がんで術後肺炎発症率が有意に低下するというエビデンスを紹介した。

2.手術時の口腔管理
(イ)口腔ケアの目的は唾液中の細菌数の減少と遠隔感染巣としての口腔感染巣の除去
(ロ)唾液中細菌数減少のためには術後早期の経口摂食・うがいが重要
(ハ)うがいができない場合は、口腔内洗浄の後、イソジン塗布や抗菌薬の局所投与も有効
(二)口腔感染巣除去のためには根尖病巣の除去や歯周病初期治療を手術一週前までに行う
(ホ)手術直前の縁下歯石の除去は禁忌

2月16日(日) 姫路市

日本学校歯科医会 学校歯科医生涯研修制度

出典:平成29年度 学校保健統計調査

私が歯医者を目指した昭和40年後半の頃といえば歯科医院が大変少なくて予約が2〜3ヶ月先という状況だったと記憶する。歯科医は夜遅くまで治療するが、前歯は保険がきかず自費なので収入はすごくゴールデンフォーティ(昭和40年代)といわれた時代です。
大学卒業した昭和50年前半の頃といえば差額徴収が問題となっていた。
現状では歯科医院数は激増してコンビニの1.2倍なのです!
当然、収入は全体的に低下してます。
昔のように歯医者は金持ちというイメージは捨ててくださいよ!
さて、神戸大学附属病院勤務中の昭和54年〜56年に、小学校や中学校の歯科検診にいく機会がありました。
口の中は虫歯だらけ!しかも、歯の形が崩壊したまま放置している学生も少なくなかったですね。
昭和62年から開院したが、どこから治療しようか迷うほど虫歯が多い小学生は少なくなっていました。
歯科医が増加してきて、子供の治療がいきわたるようになりました。
宝殿中学の校医をしていますが、小学生の間に治療されているのがよくわかります。しかし、治療したほうがいいのになと思う学生も若干いるのが現実です。


ここからは以前の講習会での関連内容の追加です。

2017年5月18日、兵庫県保険医協会(神戸市)

2016年学校歯科治療調査報告
検診結果で要受診でも未受診が65%

 
未受診率 受診率
小学校 46% 54%
中学校 64% 36%
高校 84% 16%
特別支援学校 62% 38%
全体 65% 35%
学校での歯科指導や妊婦への保健指導などを通じ、親世代の虫歯予防への関心は高まっている。子供の虫歯は減少傾向にあり、12歳児の一人平均の虫歯数は一本を切った。
見過ごせないのが、未治療の虫歯が10本以上あるなどで、食べ物をうまくかむことができない口腔崩壊の子供たちの存在である。
私は校医をしていますが、学校からの検診結果で治療を受診する学生が少ないのは以前から気にしていました。

口腔崩壊の児童生徒がいる場合、その児童の家庭状況などについて可能な範囲でお答え下さいと尋ねた。
特徴は「一人親家庭」37%
「保護者の子の健康への理解不足」33%
「経済的困難」32%
「共働き」23.7%
神戸常盤大学元教授の足立先生は、所得格差と口の中の状態や健康、寿命、成長などの関係を述べ、国の責任を指摘した。

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