とっておきの歯科情報

歯は力持ちだけど…②

前回、歯は自分の噛む力でも過剰な力で壊れるということをお伝えいたしました。ですが、強い力でなくても歯を壊したり、顎を痛めたりする「TCH」についてお伝えいたします。

TCH

お食事以外に上下の歯が触れている癖のことをいいます。触れているのが普通じゃないの?と思われた方、要注意です。24時間のうち一日三食、お食事でかみ合わせている時間はほんの20分ほどと言われています。弱い力で何十分、何時間とかみ合わせてしまう“癖”、それがTCHです。

お食事以外で安静時、唇は閉じていても上下の歯は触れていません。それが触れている方はTCHの可能性が高いです。歯に継続的な力が加わると、周りの筋肉や関節に負担がかかり血行不良や神経障害、知覚過敏や顎関節症など様々なトラブルの原因になることがあります。力は弱くても、長時間負担がかかっていることが問題なのです。

起こりやすいのは、パソコンやスマホ、お料理や細かい作業をするような下を向いて集中しているときが多いようです。弱い力で無意識の時が多いので、気づかれる方は少ないです。気づかない、というのがこのTCHの恐ろしいところで、自分で歯を壊していってしまっているのさえ気づかないということです。このTCHは歯ぎしりやくいしばりと違い“癖”のものなので、意識することでやめることができます。例えばよく使う場所の何か所かに「歯を合わせない」と書いた紙を貼り、見るたびに意識をするようにしてみてください。行動変容療法といって、歯科医院でお伝えしている方法です。



患者様からよく聞かれるご質問に、歯を鍛えるために硬いものを噛んだ方がいいですか?と聞かれることがあります。まずは、「よく噛んで食べること」と「硬いものを積極的に食べること」は似ていますが大きく違ってきます。よく噛んで唾液の分泌を促し、消化が良くなることはとても良いことですが、よく噛むことと、長時間強い力で噛み続けることは歯や顎への負担は差が出ます。

硬い食べ物を積極的に噛んで歯に良いのは、成長期の数年です。その時期を過ぎると、硬いものを噛むことは歯にとって脅威となり、歯を壊してしまう原因となりかねません。反対に一口ずつよく噛んで食べることは、唾液が分泌されスムーズに食べることができ、消化にも良いです。満腹感が得られやすいので食べ過ぎを防いだり、噛むことで脳への血流がよくなることがわかっています。

年十年とご自分の歯で美味しく食べるためには、歯をいたわる気持ちをもってもらえたらと思います。

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