とっておきの歯科情報

乳歯のはなし③

突然ですが、お子さまは指しゃぶりをしていませんか?おうちで頬杖をついていませんか?三角座りをしたときに膝の上にあごを乗せていませんか?目の届く範囲では気づかなくても、学校生活の中でしているかもしれません。これらの癖は「態癖(たいへき)」といって、本人も無意識のうちにしています。この態癖が歯並びやお顔を徐々に歪ませてしまう原因につながります。

赤ちゃんの頃の指しゃぶりは生理的なものです。一歳を過ぎて、体の動きが活発になってくると、自然になくなる場合が多いようです。しかし2~3歳までは、眠い時などに指しゃぶりをしている子も少なくありません。

3歳を過ぎてかみ合わせができるようになった後もしゃぶりの癖が続くと、上の前歯が前に出てきてしまったり、上下の歯が噛み合わなかったりと、歯並びやかみ合わせに影響が出やすくなります。鼻呼吸が苦手で口呼吸になっている子も要注意です。唇が閉まることで、歯が前に出るのを抑えるのですが、ポカンと開いてしまっている子は前歯が前に出やすくなってしまいます。口呼吸でお口が乾燥し、むし歯や歯肉炎まで引き起こしやすくなりますので、早めに訓練で鼻呼吸を促すようにする必要があります。

他にも、いろんな癖があります。唇をかむ、爪をかむ、歯を舌で押し出そうとする、変な態勢で長時間過ごしている、いつも同じ方向(右・左)を向いて寝ている、うつむいて寝ている、いつも同じ法で荷物を持つ…など人の数だけ癖はありそうですが、無意識でしているので指摘されないと気付かない方が多いです。

怖いのは気づかないのでずっとそれをしてしまうことです。歯は大人になっても毎日微妙に動き続けています。歯はわずか数十グラム力がかかるだけでも動くと言われています。頬杖では頭の重みがあごにかかってきますのでかなりの力がかかっていると言えます。

歯並びが歪むと、お顔の歪みにもつながります。そして見た目だけでなく、かみ合わせが悪くなると歯だけでなく頭から下、体にも不調が及ぶこともありますので注意が必要です。特にお子さまの何気なくする癖は見つけにくいので、一度学校生活のことや、いつもしている癖がないかなど、理由も含めてお話されてはいかかでしょうか。

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